人には言いにくい尿漏れの悩みをヨガで軽減することができるって本当?

ふとくしゃみをした瞬間、重たい荷物を持って立ち上がった瞬間などの思いがけない瞬間に尿漏れをしてしまう経験はございませんか?

このような尿漏れの悩みはなかなか人に相談しにくく一人で頭を抱えてらっしゃる方も少なくないと思います。
こちらでは、尿漏れに関することやヨガで軽減できるポーズのことなど詳しくご紹介していきますね。

尿漏れの原因

なぜ尿漏れが起こるのでしょうか。

女性を悩ます尿漏れの問題。

特に更年期の時期や出産後に悩まされる人が多いと言われています。

なぜなら、更年期による女性ホルモンの低下で筋肉量が減少することや、出産で骨盤底筋群が大きく伸びるため尿漏れが起こりやすくなっているからです。
座骨間が開いた状態が続いてその状態が固まってしまうと、尿をコントロールしている筋肉が働きにくくなってしまうのです。

尿道を閉める・ゆるめるといったことが難しくなって尿漏れが起きているのです。

骨盤底筋には、排尿や排便をコントロールする役割があり尿道や膀胱に近いところに位置しています。
骨盤底筋は、骨盤の底にあるハンモックのような筋肉の集まりですのでその骨盤底筋群の筋力が衰えると、尿漏れだけでなく内臓の下垂の原因にもつながります。

尿漏れで悩んでいる時は、座り方などにも注意してみてください。
女の子座りは、座骨間を更に開いてしまう可能性がある為避けた方が良いでしょう。

また長時間のデスクワークや運動不足なども筋力を弱める引き金になってしまうことも。
自然と椅子に座った時に膝と膝の間が開いてしまう人は骨盤底筋がゆるんでいる可能性が高いです。

 

尿漏れの悩みを軽減することができるヨガのポーズって?

尿漏れしやすい状態の時には、坐骨を整えることが大切。
そして骨盤底筋を鍛えることでしっかりと尿道を閉めることができて尿のお悩みの解消につながります。

実は、ヨガで骨盤底筋を鍛えこの尿漏れを軽減できるポーズがあるんです。

そこで、坐骨を整えてくれるヨガのポーズをご紹介しますね。
テレビやYoutubeなどを見ながら自宅で簡単にトライしてみましょう。

 

:亀のポーズ

亀のポーズは、坐骨を閉じる方向に誘導してくれるポーズになります。

 

やり方

足の裏を合わせて座って行います。
そのまま状態を倒して、手を膝の下に滑らせます。

息をゆっくりと吐きながら力を抜いて身体を倒し上体の重みを感じましょう。

苦しくない姿勢のところで5回ほど呼吸を繰り返します。

 

:橋のポーズ

内転筋を締めて骨盤底筋を間接的に鍛えるポーズになります。

 

やり方

仰向けで両膝を立てます。

足は腰幅に開きお尻の位置からかかとをこぶしひとつ分離れた場所に、両手は体側に置きます。
ゆっくりと息を吸いながらお尻を持ち上げます。
その時骨盤を床と平行になるように調節してください。

内ももをしっかりと締めるイメージで、裏ももや足裏、かかとを使って床を押して5回ほど呼吸します。

 

:合せきのポーズ

合せきのポーズは、仙腸関節をゆるめて坐骨を整えるポーズになります。

 

やり方

足の裏を合わせて座って行います。
この時、骨盤とかかとの距離をこぶしひとつ分ほど空けて座りましょう。

つま先を両手で包むように持ちます。
そのまま膝をゆっくりと上下に動かします。

足の付け根を動かした後、お尻側を動かすイメージで5呼吸ずつ動かしましょう。

 

これらのヨガポーズを行う際は、呼吸を意識して行うことが大事。

深くゆっくり呼吸を行いましょう。
深い呼吸は身体の自律神経のバランスを整える効果が期待できます。

鼻から大きく吸って、鼻から大きく吐きます。
横隔膜にある自律神経が深い呼吸によって刺激を受け、リラックスモードになる副交感神経が優位になり始めます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

女性同士でも相談しにくい尿漏れ問題には、ぜひヨガを取り入れてみましょう。

毎日少しずつでも続けることが大切。
無理のない範囲で自分のペースで進めてみてくださいね。

しっかりと骨盤底筋を鍛えて尿漏れのお悩みから解放され、快適な生活を送りましょう。